今、生きて存在している事の素晴らしさを感じる出来事が、たくさん起こっている世の中。
命を維持する事が簡単ではない事を実感する度に、“生かしていただいている”事に関わっている
“すべてのもの”に感謝しております。

  当たり前の日々が、  朝、目覚めた時、  夜、休む時、

「生きていて良かった」と思えたら、こんな幸せなことはないのではないでしょうか。
アートは、そんな思いにしてくれる、ひとつの手段だと思います。
か洋子は、それを表現する材料として“布”を選びました。
代表作はキルトです。
でも、創作人形やその他の作品からも“何か”が溢れています。
ぜひ、その“何か”を、出来るだけたくさんの方々に感じていただきたいと思っております。
そのための“出逢い”の場に、足を運んでいただけたら幸いです。


常設展示作品
■ 展示会場 / 宇都宮整形外科内科クリニック 院長 岩見則男
住所 〒321-0151 栃木県宇都宮市西川田町812-1
地図はコチラから

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焚き火
 診療科目  整形外科、内科、リウマチ、リハビリテーション

■診療日、時間内に自由にご覧頂けます。
 
静寂の中の息づかい
乙女のときめき
四部作 里の秋
 
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 作品集 か洋子遺作展 ご用意致しております。
B5版 全カラー 96ページ
定価2,000円(税別)
か洋子のキルト作品約85点と第1回〜第9回の遺作展の様子が掲載されております。ご希望の方は山本までお問い合わせ下さい。


ギャラリー
キルト作家 笹島か洋子 プロフィール
か洋子遺作展のご案内
 キルトアート(布の芸術)作家「か洋子」は、茨城県常陸太田市出身、手芸教室「か洋子」の主催者で、本名は笹島かよと申します。「か洋子」は平成15年3月10日に突然65歳でこの世を去りました。その約1年半前に拡張型心筋症と診断され、完治するには心臓移植しかないことや突然死の可能性が少なくない事などの説明を受けていた私は、母がこの世を去った現実よりも、死の前日いつも通り骨董市に出かけ、「こんなきれいな朱が出ている藍染とは一生に一度出会えるかどうかだ。これは巳津子が店を出した時の暖簾にピッタリだ。」と絶賛した萬祝(漁師が大漁祝の時に羽織る着物)に出会い、この着物に出会えた事にも、これを手に入れた事にも、そしてそれがこの世で一番愛した娘 巳津子の為のものである事にも大満足して至福の気分で床に就き、まったく苦しみもせず、誰に迷惑をかけることもなくそのまま深い眠りについた母の最後に、肉親でありながら畏敬の念を感じずにはいられませんでした。
 「 か洋子」は看護師をしていた時に商人である父と出会い、商売をしながら三人の子育てをする普通の母親でした。ただ、長女 巳津子に対しては、たぐいまれない愛情を注ぎ、あらゆる習い事をさせて厳しく育てる一方、子供たちの洋服はほとんどが手作りで、年に1度は必ず家族旅行に出かけるという、湧き出る愛情を自分ではどうする事もできずに、知らないうちに押し付けているタイプの母親でした。そんな「か洋子」が30歳代から本格的に手工芸を始め、40歳頃にリフォームの会を(後の手芸教室 か洋子)を開講し、全日本総合手工芸講師会教授の資格を取得。そして、50歳頃より手掛け始めたパッチワークと創作人形に、湧き出る愛情のすべてをぶつけて昇華(消化)していたように思います。そして、ハンズ大賞やキルトウィーク等の数々のコンクールにも精力的に出品。作品から溢れ出た愛情は見る人の心に合わせて形を変え、沁みこんで、沁みこんでそっと包み込む母親となり、生きている証としてなんとなく心に残る、そんな感覚が伝わり、その都度入賞、入選。残された作品はパッチワーク、創作人形とも各100点を超え、その他にも大好きな古布を再利用した作品(特に着物をリフォームした洋服)も数多くあります。
 私はこれらの作品を、是非たくさんの方々に見て頂きたいと思っています。そして、自分が生きている証を少しでも感じて頂けたら幸せです。そのために、これからも「か洋子遺作展」を各地で開催する所存でおります。もしご興味を持たれましたら、足を運んで頂ければ幸いです。
 また、ご感想、ご意見そして「ぜひこの作品をここで見たい」等の具体的なご要望、さらには作品を紹介できる場所を提供してくださる方、遺作展の日程を連絡してほしいという方等、ご遠慮なく連絡いただければ幸いです。
見て頂いた皆様との素晴らしい出会いをぜひ大切にしたいと思っております。
ありがとうございました。
長女 山本 巳津子
〒329-0101 栃木県下都賀郡野木町友沼5310-10
TEL.090-2728-4515 Eメール quiltanddoll_kayoko@msn.com